さっそく耳コピしてコードをとってみましたので皆さんガシガシ演奏してくださいね。(別に作曲者でも何でもありませんが)音源はラジオで一回フルで流れたものを参考にしています。Googleで検索すると出てきたりでてこなかったr・・・ごにょごにょ
【Dメジャー】
|D | Em | F#m | G | A | Bm | C#m-5 |
|Ⅰ|Ⅱm | Ⅲm | Ⅳ |Ⅴ| Ⅵm| Ⅶm-5 |
【曲の構成】
[前奏]→[Aメロ]→[Bメロ]→[サビ]→[前奏]
[Aメロ]→[Bメロ]→[サビ]→[間奏]→[サビ]
[前奏]
♪ちゃらちゃーらちゃー
|D |F#|G |A |Dsus4 |D |
|Ⅰ|Ⅲ|Ⅳ|Ⅴ|Ⅰsus4|Ⅰ|
[Aメロ]
♪「川沿いの~」
|D |A |G |%|D |% AonC# | |Bm |F#m |Em7/G |% |Asus4 |A |
|Ⅰ|Ⅴ|Ⅳ |%|Ⅰ|% Ⅴ | |Ⅵm|Ⅲ#m|Ⅱm |% |Ⅴsus4|Ⅴ|
♪「鉄橋が~」
|D |A |G |%|D |% AonC#| |Bm |F#m |Em7/G |A |D |
|Ⅰ|Ⅴ|Ⅳ |%|Ⅰ|% Ⅴ | |Ⅵm|Ⅲ#m|Ⅱm |Ⅴ|Ⅰ|
[Aメロ]の後半部分は歌謡曲っぽさが色濃く残ってますね。「沈む夕日惜しむように~」 こぶしを利かして歌えば「それなんて演歌?」と聞かざるをえないでしょう。ここら辺に、秋元康の
[Bメロ]
♪「夢を語る~」
|G |A7onG|F#m7 |Bm |
|Ⅳ|Ⅴ7 |Ⅲ#m7|Ⅵm|
[Bメロ]の焦らし感もたまらないですね。ベースでちょいペダル(ペダルポイント)を踏んでます。
これはどういう時に使うといえば良いのでしょうか。
焦らし感と言いましたが、言葉にすると難しいですね。
クラシックで言うならショパンの「ノクターン変ホ長調作品9の2」で出てきます。
今回の場合は、2小節のみに使われているのでインパクト重視という感じだと思います。
♪「いつもの~」
|G |Gm |A |% |Asus4 |A |Asus4 |A |
|Ⅳ|Ⅳm|Ⅴ|% |Ⅴsus4|Ⅴ|Ⅴsus4|A |
最初は「パッと」明るいサブドミナントを見せておいて、次はサブドミナントマイナーでしょんぼりさせて、「ガツンと」ドミナントを出してきます。そのあとに焦らすわ焦らすわ!4小節も使ってサスペーーーーーンデッドした後は・・・
会いたかったー会いたかったー会いたかったYES!!!!!!
待望のトニックちゃんがやってきて皆感涙ものです!!!
[サビ]
♪「抱きしめちゃ~」
| D |% | F#/C# | %| Bm |% | DonF# |
|Ⅰ |% | Ⅲ |% | Ⅵm|% |ⅠonF# |
♪「そんな風に冗談~」
| G | A | F# | Bm |E7 |% |Asus4/E|AonC#|
|Ⅳ |Ⅴ | Ⅲ |Ⅵm |Ⅱ7|% |Ⅴsus4 |Ⅴ |
♪「抱きしめちゃ~」
| D |% | F#/C# | %| Bm |% | DonA |
|Ⅰ |% | Ⅲ |% | Ⅵm|% |ⅠonA |
♪「靴の紐を~」
|G |Gm |D AonC|Bm |Em7 |A |Dsus4 |D |
|Ⅳ|Ⅳm|Ⅰ Ⅴ |Ⅵm|Ⅱm7|Ⅴ|Ⅰsus4|Ⅰ|
その後のサビ後半もいいですね。
3番目のコードを、泣きのセカンダリードミナント(亀田誠治氏の「若者たち進行」)にして、ひと泣きした後、もう一回E7の場所でもうひと泣き行ってしまった方も多いことでしょう。このⅡを使う技を(ここではⅡ7)専門用語で「ドッペルドミナント」と言います。「ドッペルドミナントとはなんぞや?」こういうときは困ったときのWikipedia頼みです。(詳細は記事下部へ)
[間奏]※sus4からすぐ間奏に入ります(Fメジャーに転調) ♪「抱き~」
|Dsus4 |F/C|B♭ |% |Gm |Am |B♭ |Bdim |Csus4 C |Gsus4/C C|Asus4 |A |
|Ⅰsus4|Ⅲ |Ⅵ♭|% |Ⅳm|Ⅴm|Ⅵ♭|Ⅵdim|Ⅶ♭sus4Ⅶ♭|Ⅳsus4 Ⅳ|Ⅴsus4|Ⅴ|
1361(数字の羅列は基本的にコードの下に書いてある度数を表します)という進行に名称はあるのか分かりませんが結構使われる進行だと思います。2番目のコードをⅢmではなく、ノンダイアトニックのⅢにしている技(セカンダリードミナント)も良く見かけます。
ここで超音楽初心者の方に(そうでない方はつまらないのでパスしてください)注目してもらいたいのは、
| Bm | Dadd9 D |
| Ⅵm|Ⅰadd9 Ⅰ|
の部分です。真ん中のテンションコードを無視してBmからDという進行を見てみましょう。これは和声学において「禁則」と言われるルールに当てはまります。といいますのも、Ⅵはトニックの仲間であり、次に来るⅠは真性のトニックであり、解決感が損なわれる感じがして、不快な進行なので禁じ手ということにどこかの誰かさんが決めたそうです。しかしポップスにおいてはこのように使われることもしばしばありますというよりよくあるように思います。詳しくは楽典(紹介している芥川也寸志著「音楽の基礎」には載ってません!)または以下のサイトを参考にしてください。
和声における禁則-Music access
http://www.mmjp.or.jp/music-access/contents/wasei/jyoshou03/kinsoku.htm
循環コード -ポップス・ロック作曲のための実践音楽理論/ヒット曲分析
http://www.geocities.jp/otowaza/k_code/theory.html
今回の場合、個人的な解釈ですが、その不快な進行の衝撃を和らげるためにテンションコードを間に挟んでいるのだと思います。具体的にはⅤ(ここではA)構成音を入れて解決させているように感じました。(CDをゲットしたら聞き直したいと思います)
と以前書きましたがコードが違いますね。カノン進行の変形と見るべきなのでしょうか。けどそんなことを言っていたら何でもカノンになってしまうのでw普通に1361と解釈していいと思います。
ドッペルドミナント
ドッペルとはドイツ語で“二重”を意味し(英語のダブル)、ドミナントのドミナントである。 V の V であって(ソラシドレ)、音階の ii 度音を根音とする長三和音、または属七、属九の和音であり、 II の第三音(ハ長調ならファの音)を半音あげたものである。このことから、ドミナントに移行する II の和音をドミナントへのドミナントと考えることもできる。同様に、ドミナントに移行する IV を II の代理和音とする理論書もある。一般にはドッペルドミナントの機能とサブドミナントとは同一視される。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E5%A3%B0
うん。分かりませんね。
少なくとも私のブログに来てくださる方は、分からないことを望んでいます。(嘘を教えていることがバレるので)。ちなみにWikipediaに補足すると、このコードの後は「主調のドミナント(Ⅴ)」に繋がっていきます。sus4ついてるけど基本ちゃんとそうなってるでしょ?
その効果を簡単に説明しますと、「ぐいっ(がんばるぞ)」「ほっと(安心)」という感じでしょうか。もう一回サビの部分を聞きなおしてみてください。ここで、「急に前向きな雰囲気」が生まれていると思います。「ここや!」という部分で使うとこのように感動しちゃうのです。まんまと作曲者・編曲者の策略にハマってしまった感がありますね。
あと、気になったのは、間奏も後奏も、全て最初の前奏をそのまま使ってるんですよね。なんというか…ただの素人の身分であれなんですが、最後くらい少しくらいアレンジしても良いのかなって思ったりしないでもないかったr…
深夜のテンションで全体的に調子に乗った感はあります。不快に思われた方ごめんなさい。しかしながら、この曲、と聞いていてとても元気が出ますよね。個人的にはA面より好きです。このコッテリ感がたまらなく好きです。次は「アイスのくちづけ」のコード取りを頑張りたいと思います。
AKB48 - フライングゲット(通常盤)
アーティスト名:AKB48
作詞:秋元康 作曲:高木洋 編曲:増田武史(2011/07/28追記)
レーベル:You, Be Cool!/KING RECORDS
hiroshitakakiofficialwebsite(高木洋公式ホームページ)
http://hiroshitakaki.com/
増田武史 スマイルカンパニー(作曲家・編曲家一覧)
http://www.smile-co.jp/list/composer_arranger.pdf
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