2011年7月21日木曜日

AKB48 TeamK 6th Stage「RESET」- 彼女になれますか

「彼女になれますか?」
「もちろんですとも!是非なってください(._.)」


公演曲にもかかわらず板野友美ちゃんことともちんが出演しているイトーヨーカドーのBODY HEATERのCMソングにもなっていた曲です。公演曲でCMのタイアップになるというのは珍しいですね。ともちんがウィスパーボイスで「いってみヨーカドー」と言うこのCMは、アンプを通してヘッドホンで聞くのが通の楽しみ方です。

今年のCMもいいですよ。イトーヨーカドーのBODY COOLERという製品CMです。今(2011年7月21日現在)のCMソングは板野友美ソロのTUNNELという曲です。ちらっと映る髪型がストレートのともちんもカワイイんですよね。ちなみにイトーヨーカドーのホームページで現在も見ることが出来ますので是非チェックしてみてください。

イトーヨーカドーのテレビCM Gallery
http://www.itoyokado.co.jp/special/cm_gallery/index.html

ということで今回はともちんも歌っているTeamK 6th Stage「RESET」公演より『彼女になれますか』のコード進行を採ってみました。


【Aメロ、Bメロ】(Dメジャー)
|D7|Em7 | F#m7| G7| A7 |Bm7 |C#m7-5|
|I   |IIm7 |III#m7 |IV7|V7  |VIm7|VIIm7-5|

【サビ】(Fメジャー)
|F7 |Gm7| Am7 |B#7 |C7 |Dm7 |Em7-5|
|I7  |IIm7 |IIIm7 |IV#7|V7  |VIm7|VIIm7-5|



[前奏](ピアノバッキングDonAの部分)
|D |A | G |Bm7 |G  A |
|I  |V |IV  |VIm7|IV  V|

|D |A |G |A  |       |D |A |G A |D F#|
|I  |V |IV |V |        |I  |V |IV V |I III |


[Aメロ](Dメジャー)
「まさかこんな日が来る~」
|Bm7 | GM7 | A7  |D  |
|VIm7| IVM7 | V7  |I   |

「憧れてた先輩~」
|C#dim7  A7 |Bm7   Bm6/G#  |Gdim7 |F#7  |
|VII#dim7 V7|VIm7  VIm6/IV# |IVdim7 |III#7 |

この進行はなんと表現したら良いのでしょうか。。。
特に理論も何も知らない方でも、この部分だけなんか浮いていると思いませんでしたか?
おそらくそう感じざるを得ないかなりマニアックな進行な気がします。同じ進行を使っている曲が思い浮かびません。
とくに3つ目の区切りで使われている、歌詞で言うと♪ふいに『声を掛けられ』た」の部分に当たるGdim7がそこだけ聞くと薄気味悪い居心地の悪さを感じます。

素直にここのメロディーに歌詞を付けるならこんなにポジティブな台詞は言わないでしょう。
しかしAメロの明るい展開からかなり急にこのようなメロディーを持ってきていることを考えると、ここは単純に暗い意味を持っているのではなく、一般的なBメロ的役割「心の葛藤」の表現のニュアンスを含んだポジティブなフレーズであるとも言えるかもしれません。


「私の名前~」
|Bm7 | GM7 | A7  |D  |
|VIm7| IVM7| V7   |I   |

「バスケットの~」
|C#dim7  A7 |Bm7   Bm6/G#  |G   A7  |D |
|VII#dim7 V7 |VIm7 VIm6/IV# |IV   V    |I |


[Bメロ]
「周りの友達~」                          私は~
|Gdim7 |F#7 |Bm |%    |Em7 |F#m7 |G  G#dim |A7  |G/B  F/A ・ ・ |
|IVdim7|III#7 |VIm|%    |IIm7 |III#m7 |IV  IV#dim |V7  |IV    III♭ ・ ・ |

転調の方法には色々ありますが、今回はGをピボットコードにしていると見るのはこじつけでしょうか。
FメジャーのGmとDメジャーのGが比較的似ているので、そこからFへアプローチしたように感じます。
私ならG→G#dim→A7→C7→Fとドミナントモーションを利用した転調を考えますが、場面を連続させて自然な転調が可能になる反面で、劇的な転調によるイメージチェンジの効果が半減されてしまうとも考えられます。
最近の楽曲は転調を多用し、その劇的な場面の変化をその楽曲の特徴とする傾向があります。
そのような時代の流れから見れば、あえて理論に囚われずガラっとサビの転調を強調するこのような方法もありなのかもしれません。

[サビ](Fメジャー)
「あなたの~」
|F7 |Am/E |Dm7 |Cm7 F/C|
|I7  |IIIm7  |VIm7 |Vm7  I     |

「ずうずうしい~」    これから~
|B#7 |Am7/E Dm |Gm7 |C7 |
|IV#7|IIIm7    VIm  |IIm7 |V7 |

赤で背景色をつけた部分はいわゆる四度進行でとても力強い安定感があります。
加えて後半♪「これから~」の部分のツーファイブに繋げることによってかなーり「強い意志」を表現しています。
曲先で作られたことを考えますと、まさに秋元康氏の書いた歌詞のように、

「図々しい質問かもしれないですが、正直な気持ちを伝えてほしい」


という女の子の気持ちが、曲と合わさって表現されています。これはかなりインパクトがありますね。


「あなたの~」
|F7 |Am/E |Dm7 |Cm7 F/C|
|I7  |IIIm7  |VIm7 |Vm7  I    |

「夢見がちな~」       だめなら~
|B#7 |Am7/E Dm |Gm7 |C7 |
|IV#7|IIIm7     VIm |IIm7 |V7 |


「だめと~」
|B#  |Am  |G7    C7/G |F |
|IV# |IIIm  |II7   V7     |I  |

最後もしっかりとツーファイブワンで締めています。
先程から何回も「ツーファイブ」と連呼していますが何度言っても足りないくらい重要な進行ですので、いくら言っても強調しすぎることはないと思っています。
「あーまたこれか」と思って頂ければ良いと思います。


締めのお茶漬けみたいなものですかね。


楽曲名:AKB48 TeamK 6th Stage「RESET」- 彼女になれますか
アーティスト:AKB48 TeamK
作詞:秋元康 作曲,編曲:野中"まさ"雄一
レーベル:AKS

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